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日本カビ(カンジダ・アウリス)が世界的にパンデミックを起こしているとしてニュースになっています。

平成21年に日本人研究者が「新種」として世界で初めて報告した真菌(カビ)「カンジダ・アウリス」(通称・日本カビ)が、欧米やアジアで真菌感染症として初めてのパンデミック(世界的流行)を引き起こしていることが分かった。抵抗力の弱い入院患者が死亡する事例も報告され、警戒が必要だ。


今回は、そもそも日本カビとはなんぞや?ということや、パンデミックに際して対策や予防方法はあるのかについて書いていきます。


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日本カビってなに?

日本カビは平成21年に帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が70歳の女性患者の耳だれから発見した新種の真菌(カビ)です。
日本カビというのは通称で、正式な名前は「カンジダ・アウリス」といいます。


出典:headlines.yahoo.co.jp

今なぜ問題になっているの?

まだ日本国内においてはまだ大丈夫なのですが、欧米やアジアにおいて真菌感染症として初めてパンデミックが起こっているということで被害の拡大が懸念されています。すでに抵抗力の弱い入院患者が死亡した例もあるということです。

発見された当初は病原性が低く、抗菌薬に対する耐性もありませんでした。
パンデミックが起こっている背景としては、元々あまりなかった治療薬に対する耐性がついてきているということですね。

今、真菌症に使われている薬は主に3種類で、「エキノキャンディン系」「アゾール系」「ポリエン系」で、ほとんどの真菌は「エキノカンジン」という薬で死滅するといわれています。

しかし、現在アメリカの90%以上の真菌の株が、最優先で使われる治療薬への耐性を獲得しているという事態になっています。
そして、すべての抗菌薬が効かない株がなんと4%もあるらしい(*´Д`)
韓国、インドでも耐性化が確認されているということ警戒が必要です。

発見した槇村浩一教授は、

「日本では明らかな耐性化は認められていないが、海外で強毒耐性化した真菌が、健康な人の体にすみ着いて日本に持ち込まれる可能性は高い」

と言っています。

アメリカでは今年に入ってすでに122例の感染が報告されており、死亡者も出ています。
また、イギリスでは8月までで200例の感染が確認されています。

感染経路は?どうやって移る?

日本カビという名前なだけに一見日本から広がったかのように思いますが、もともと各国に同種のカビが存在していたとみられています。

まだはっきりしたことが分かっていないようなのですが、従来の真菌だと直接触れると感染するといわれています。

肺感染があるかどうかはまだ分かっていません。


現在起こっている感染例のほとんどが院内感染によるものです。
感染しやすいのは次のようなケースです。
  • 抵抗力の弱い長期入院患者
  • 外科治療を受けたばかりの人
  • 糖尿病罹患者
  • 抗真菌剤や抗生物質で広範囲の治療をしている患者
  • 中心カテーテルを使用している患者

  • 感染しやすい年齢というのはなく、子供から年配まですべての世代で感染者が見られています。


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    日本カビに感染した時の症状

    日本カビ(カンジダ・アウリス)に関して分かっているのは敗血症になるということです。
    主な症状としては悪寒、著しい発熱、倦怠感、鈍痛、認識力の低下などが挙げられます。

    また、従来のカンジダであれば次のような症状が挙げられます。
    部位 症状
    皮膚ガンジダ症 かゆみ
    膿疱症
    紅斑
    口腔ガンジダ症 口の中の粘膜が赤くなる
    白いコケのようなものができる
    舌がピリピリする
    性器ガンジダ症 強いかゆみ
    膣口や陰唇、外陰部の炎症
    分泌物の異常

    対策や予防

    現在、日本ではまだパンデミックは起こっていません。
    アメリカやイギリス、アジア圏の一部で起こっているパンデミックは、先にもお伝えしたように病院内での感染ですので、健康な状態だったらその地域へ旅行したくらいでは感染しないと思われます。

    可能性があるとしたら旅行先でケガや病気で長期入院しなければいけなくなった時に注意が必要ですね。
    現在感染が確認されているのはアメリカ、イギリス、韓国、インド、イスラエル、ケニア、クウェート、パキスタン、南アフリカ、ベネズエラ、コロンビアといった国です。

    また、世界的なパンデミックが起こっているということで、海外で強毒耐性化したガンジダ・アウリスが日本へ持ち込まれる可能性は高いといえます。

    耐性化した日本カビは治療薬が効かないので、対策としては発症しないように免疫力を高めておくくらいしかありません。
    ですから、強毒耐性化したガンジダが日本へ入ってきたらかなり深刻な状況になります。


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