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花のち晴れ2巻のあらすじや感想などを書いています。

ネタバレになるので漫画やドラマを見る前にストーリーを知りたくない人は飛ばしてください。

→「花のち晴れ」の原作マンガを読む

花のち晴れ2巻のあらすじ

音は18歳になったら結婚することが決められている「いいなずけ」がいることをハルトに告げる。

音「あと1年半 英徳から追い出さないで、お願いします」

その言葉を聞いてハルトは心臓が「ドッドッ」と大きく鳴りだす。
帰ろうとした音を呼び止めたハルトだったが、思いとは裏腹に心無い言葉を音にかけてしまうのだった。
ハルト「おまえ、ダセェな」
「自分の意志とかないのかよ。言いなりかよ、かっこわりぃ」
「結婚相手に貧困生活救ってもらうのか」
「ひどい人生だな、悲惨すぎっ」

音はこの言葉に対して、
音「でも、その私のひどい人生には あんたは1ミリも関係ないでしょ」と返す。

ハルトは何も言えずに立ち尽くしてしまう。
ハルトも自分にも「全然関係ねー」と言い聞かせるが、音のいいなずけがどんな奴なのか気になってしまう。


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ハルトはその後、杉丸の家を訪れる。
そして、とある雑誌に「英徳学園 王者交代。名門に陰り・陥落の危機」という英徳が危機状態であるという記事が載っているのを知らされる。
そこに書かれていることには、来年には確実に1位と2位が入れ替わるという。
それを聞いてハルトは、英徳をF4がいたころのように引き戻すという、本来の目的を思い出す。

杉丸の話によれば、ライバル校の桃乃園学院には馳 天馬(はせてんま)というスター生徒がいるという。
その生徒の影響で入学志願者が増えているということなのだが。

ハルトはその時、今日音とのやり取りを思い出してめまいを起こす。
心臓がまた「ドッ」となり、「ムカムカしてなんか食いモンにあたったのかも」という。
(それはたぶん恋なのだが、本人はまだ気づいていない)


そのころコレクト5メンバー愛莉の家に海斗が呼び出された。
愛莉「海斗がいつまでも調べてくれないから自分で調べたわ」

そして、江戸川音がただの庶民なのに追い出されずにいまだに在校していることを指摘する。
愛莉「ハルトがかばってんのね?」
海斗たじろぐ。

愛莉は昨日、町で音が別の男と歩いていたところを目撃。
しかも、自分が買おうとしていた一点モノのワンピースを音が着ていたという。
一足先に買われたワンピースは、おそらくその男が買ったものらしい。

愛莉「ねえ海斗、江戸川の相手誰だと思う?」
海斗は愛莉から聞いた事実をハルトに伝えにいく。

そして、海斗は音に彼氏がいることを告げる。
その男はなんと桃乃園学院の生徒会長「馳天馬」らしいのだ。

熱を出し、ぐったりしていたハルトはその場で吐き、その後三日間原因不明の高熱でうなされることに、、、
ハルト「俺はおかしい。あの日、江戸川音と出かけてから吐き気が止まらない」
「貧乏ウィルスにやられたか、俺なにかの病気だと思う」
「体の中から変な音がして、きしむみたいな、心臓が苦しくて」

それを聞いた海斗が、
「あのな、たぶんその病名は」
「恋ってやつだ」

どーーーーん

それを聞いたハルトは、「恋?俺が?恋?」といって認めることをせず。
しかし、江戸川の名前を口にするたびに心臓が激しく痛む。

ハルト「絶対ちがう!」
「あんな道端の石ころみたいな女に」
「そんなことがあってはいけない、絶対に」
といって否定し続ける。



その後、杉丸がなぜか桃乃園学院の制服を手に入れてきて、ハルトに「さぐりに行こうぜ」と誘う。
2人は桃乃園学院の校舎に潜入する。
そこはさながら美術館のような贅を尽くした建物だった。
そして、そこに通う生徒たちはまるで入学案内のパンフレットを思わせるような、気持ち悪いほど生き生きとしていた。

そこへ生徒会長の馳天馬があらわれる。
桃乃園学院内では知らぬものがいない有名人を知らないということで、ハルトと杉丸はあえなくスパイだとバレてしまう。
生徒たちに吊し上げられそうになったところを馳が止める。
馳「やめろ、俺のお客だ!」

ハルトはここに来た目的を「偵察だ」とキッパリと言ってしまう。
さらに「この間おまえのとこの生徒もうちの校門前でくだを巻いた、これであいこだ」

馳「校門前で騒いだ生徒は探して注意する、申し訳ない」
と非を認め、それでその場は収まった。


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場面が変わり、音の働くコンビニでのシーン。
音は客のおばちゃんに「具合悪そうな人が外にいるわよ」という声かけで外を見に行くと、そこにはゴミ箱前にうずくまったハルトがいた。
桃乃園学院の制服を着たハルトを見て驚く。
音「何よ、どうしたの?」

ふいにハルトは、
ハルト「だめか」

音「え?何が?、だめって何が」

ハルト「俺じゃ だめか」

困惑する音だったが、ハルトはまた地面に倒れこんでしまう。

ハルト「昨日からなんも食ってねぇ・・・」

音「家に電話して迎えに来てもらいなよ」

ハルト「イヤだ、家には帰らないッ」
(思春期か!?)

おまえにはわからない俺の苦悩は。どこにも逃げられねえんだっ」
(中2かよ!!)

そこで、音のバイト仲間の紺野さんが、
「ウチすぐそこだから2人で来なよ」と誘う。

音「え?なんで私も!?」
という音だったが、しぶしぶ一緒に行くことに。

紺野さんちはかなり散らかっていた。
それを見たハルトは思わず「ブ、ブタ小屋」と口を滑らせると、すかさず音のパンチがハルトのボディに入る。
紺野さんの提案で音に何か食べ物を作ってくれということになった。

しぶしぶ音はご飯をつくることに。
紺野さんはジュースを買ってくるといって出ていってしまう。
2人きりになってしまい気まずい空気が流れる。

そこでさっきの話になる。
音「何がだめなの?、俺じゃだめかって」

ハルト「は?」
ぎょっとするハルトをよそにまた音が詰めよる。
「さっき言ってたでしょ、何よ」

ハルト「そ、それは だな」

音「わかった、自分と比べてるんだ」
「いいことないと思う。自分と誰かを比べても」
「頑張ったってその人にはなれないんだし」

ハルト「な、なんでわかった・・!?」

音「わかるよ、比べる相手わるすぎるじゃない、勝てないし」
(どうやら音はハルトが比べてる人が道明寺だと勘違いしてるようだ)

そこへ紺野さんが帰ってくる。
「ただいまー」

ちょうど音が作ったご飯が出来たので皆で食べる。

紺野「うわ音っち、うまそーじゃんっ」
「ほら食べな、坊ちゃま」

ハルト「あ、いや俺はシェフが作ったものしか」

紺野「何ワケわかんないこと言ってんだよ、音っちがわざわざ作ってくれたんだろ」
といってシバかれ、ハルトはちんまりとしてご飯を食べる。

ハルト「うまい」
が、しかし、中にハルトがアレルギーのササミ肉が入っていることを知らされると途端にかゆみ出す。

それを見た音は「ぶっ」と吹き出して笑う。
ハルトの天然っぷりを垣間見て少し親近感を抱く。
「へんな奴、神楽木晴。ほんとムカつくのになんかおかしい」

そして、ふいにハルトはこないだの日曜日のことを話し出す。
ハルト「あれ この間の日曜日の、あれな」

音「あれ あれって何よ」
「もしかして、私にひどいこと言って悪かったとか思ってる?」

ハルト「うっ」
(ズボシであった)

音「いーよもう。確かにつっこみたくなるような人生だし」と笑顔で返す。
(はじめてハルトに対して向けられた音の笑顔だった)

ハルト「関係ないとか言うなよ」
「おまえの人生に俺は1ミリも関係ないとか、言うなっつーの」

ハルトは少し後悔する。
こんなまどろっこしい言い方をせず、ちゃんと言っておくべきだったと。
その時のハルトは、もう音の笑顔が見られなくなるとは思いもしなかったのだ。


ある日、英徳学園中にこんなビラがばら撒かれていた。
「2年D組 江戸川音はド庶民」
英徳にいなければならない音にとって、あまりにも残酷。

このビラを撒いた張本人はコレクト5の愛莉だった。
愛莉はずっとハルトに思いを寄せていた。

音に心を奪われていたハルトを見て音のことが許せなかったのだ。


【真矢愛莉(まやあいり)・幼少期の回想シーン】

愛莉は両親が年をとってから生まれた一人っ子だったので、それは可愛がられた。
おもちゃや服、スイーツや花束、欲しいものはなんでも買い与えられ、
「世の中のものはすべて私のもの」と思っていた。
友達との遊びはいつもお姫様ごっこで愛莉は必ずお姫様役で、友達は召使い役。
常に上から目線の愛莉に友達は愛想をつかしてしまい、次第に友達は離れていった。
そして、本当にひとりボッチになった。
食べたいものも好きなだけ食べていたので、ブクブクと太ってしまい、少し歩くだけで息切れがする始末。

愛莉の運命が変わったのは小3の遠足の時だった。

疲れ果てたあげく石につまずいて転んでしまった愛莉。
まわりの生徒がクスクス笑い、陰口を言っている時、手を差し伸べてくれたのがハルトだったのだ。

ハルト「おい、つかまれ。」
「はやくしろよ、ほら、おぶってやる」

愛莉「愛莉を支えられるわけないじゃん。もっと鍛えてから来なさいよ」

ハルト「ちくしょう まけるか、ぜったい運んでやる」
そういって2時間かけて愛莉を運びきった。
着いたころにはみんなとっくに移動していた。

この出来事がきっかけで、愛莉はダイエットを始めた。
ハルトのために。
ハルトがいたからコレクト5に入った。
あの日からすべてはハルトのため。

愛莉「邪魔する奴は絶対に許さない」


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「英徳の秩序の守護者であるコレクト5に例外はないはず」と、そう言う愛莉。

ばら撒かれたビラのせいで音は周りの生徒から心無い言葉を浴びせられてしまう。
「涼しい顔して、図々しい」
「隠れ庶民が」

友達だった生徒からも嘘つき呼ばわりされてしまう。

ビラを撒いたのが誰かをしらない音は、一瞬ハルトの事を考えるが心のどこかで「そんなことをする人じゃない」という思いがあった。

しかし、愛莉は音に追い打ちをかける。
愛莉「ハルトならいないよ、泣きつこうったてだめだから。」
「どんな手を使ってハルトにとりいったの?」

そして、このビラはハルトに頼まれて撒いたのだと嘘をつく。

ハルトの事を少し信じていた音はショックを受けてしまう。


放課後、音を見つけて声をかけたハルトだったが、
音「近寄らないで」
「あんたなんてもう顔も見たくない」
そう言って、音は泣きながら走って行ってしまった。

そして、愛莉があらわれ、
愛莉「私がやったの、コレクト5のため、英徳のため」
「そして、ハルトのためよ」という。

しかし愛莉の本音は、音に振り回されているハルトを見たくないという気持ち。
自分がしたことを正当化するために、英徳やコレクト5のためだと盛んに弁明する愛莉だったがハルトは、
ハルト「これ以上言われたら、俺 おまえをボコボコにする」
と愛梨を突き放してしまう。


家に帰った音は、お母さんに英徳を辞めることをいわなくちゃいけないと思っていたが、ふいに音の幼いころのアルバムを見せられる。
そこには幼なじみの馳天馬となくなった母の美代子が映っていた。
音のお母さんと美代子は大親友で、「いつか自分たちの子供を通して家族になりましょうね」という口約束で天馬との結婚が約束されたのだった。

結局、音は英徳を辞めるとは言えず・・・
(辞めると言ったらお母さんは死にそう。)

音は外へ出かけていき、馳天馬の家へ向かう。
そこへちょうど天馬が帰ってくる。

音は天馬に、英徳を辞めなくてはいけなくなったと話す。
英徳を辞めれば事実上いいなずけとしての条件が無効になるので、
音「天馬くんはこれで自由になれるよ」という。

ふと天馬は音にこう問う。
天馬「音はむかしはいっつも笑ってた」
「英徳を辞めたら、音は昔の音に戻れる?」

音は考える。
ずっと自分を押し殺してた。
でも、ほんの少し昔の自分に戻った時があった。
気づいたら自分を解放していた。
「なんていう皮肉だろう」

それは「神楽木晴」といる時だったのだ。


海斗はハルトに音の処分について話す。
「遅かれ早かれこうなる運命だった」
「明日、江戸川が登校するタイミングで出す」
といって退学願をハルトに見せる。

明日、コレクト5による庶民狩りが決行されることに。


音はかつてF4がいた時代に、ただ一人F4に刃向って学園中を敵に回した女の子がいたという話を思い出す。
(牧野つくしのこと)

でも、自分はそのコのようにはなれないと思っていた。

学園に登校した音に対して、他の生徒から酷い仕打ちを受けてしまう。
バケツで水をかけられたり、顔を殴られたりも。
(これも愛莉が仕向けたことだった)


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そのころコレクト5はまだ会議室にいた。

ハルトはなかなか立ち上がることができない。

ハルト「俺はF4の名にかけてこの英徳を守ろうとした」
「例外が許されないのは分かってる」
「でも俺には、どうしても江戸川を排除できないんだ」

愛莉「ハルトができないなら私がやる」
そういって走っていった愛莉を追い掛けるハルトは、その先に殴られ倒れている音の姿を見る。

ハルトは怒って殴った生徒をぶん投げる。

「大丈夫か、音」
そういって最初に音を抱き上げたのは馳天馬だった。

天馬「最低だな神楽木、これが英徳のやりかたか」

愛莉「この女、寄付金を払えなくて今から追い出されるとこだったのよ」

そういうと事務員が慌てて出てきて、
「江戸川さんを退学にすることはできません」
「たった今この馳様より5千万円の寄付金がよせられました」とのこと。

すると天馬は、
天馬「音、昨日言ったね、俺が解放されるって」
「だったら今日から好きなように生きる、音のために」

天馬はハルトにこういう。
天馬「いいか?二度とやってみろ」
「ひねりつぶす、おまえを」
「江戸川音の婚約者として」

この時、ハルトと天馬のライバル関係は明確化した。
そして、音の英徳学園退学は取り消された。


殴られてケガをした音は病院へ行き、幸い軽い打撲で済んだ。
病室へ天馬が見舞いに来ると、お互いの話になった。

天馬は音に対して何も感じていないわけじゃなく「ただの親に決められたいいなずけ」だと思ったことは一度もないと話す。
そして、「音は?」と聞かれると音はすぐに答えることができなかった。
正直、音はちゃんとこの事を考えたことがなかったのだ。


ハルトはあの一件以来、自分が何もできないことで悩んでいた。
学園内で1人になれる場所を探し求め、ある非常口を出たところになんとF4の花沢類がいたのだ。

そこは花沢が高等部の時からの「俺の場所」だという。

F4を尊敬するハルトはドギマギしてしまい、こともあろうか通販で買った「心を静めるアメジスト」のブレスレットをばら撒いてしまう。
それを拾った花沢は「もらっていい?なんか、かわいいから」と聞く。

ふとハルトは花沢に聞く。
ハルト「俺いま色んなことがゴッチャになってて、がんじがらめで」
「そういう時、道明寺さんならどうしてますか」

花沢「さあ?あいつは野生だから」
「そのゴチャっとしたなかの一番大事なものしか眼中にないよ」

その言葉を聞いたハルトはすぐさま走り出す。
向かった先は音がいる病室だ。

音の病室に着いたハルトは開口一番、
ハルト「だ、大丈びゃか」
(噛んでしまう)

音に近づいていったハルトだったが、直前でつまずいてしまい、あろうことか音の胸を両手でわしづかみしてしまう。

「死ねーっ」
ハルトはグーパンチで殴られてしまう。

しかし、この時ハルトは確信する。
「俺は、こいつが好きだ」

~2巻・完~

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